情報が古いケースもある
ネットによる賃貸物件探しは24時間自分の好きなタイミングで利用できるメリットがある反面、掲載されている情報が必ずしも正確とは限りません。不動産に限らずインターネットのサイトに掲載されている情報の更新は管理する側の判断で行われます。サイト内に自分が希望する条件に当てはまる物件があっても、情報が古すぎてすでに契約が決まっていたという失敗例は少なくありません。人員に余裕がある大手企業は専任のスタッフを配置してサイトを管理させるケースが多いので、更新は比較的マメに行われます。一方、人手不足で複数の仕事を兼任する中小規模の不動産業者は、数ヵ月や半年に1度など更新頻度が開く場合も珍しくありません。サイトで物件探しをする時は最後に更新された日を確認することが基本です。
大まかな情報に限定されがち
ホームページの運用で利用できるデータの容量は予め決められています。特にデータの使用量が多くページの表示速度に影響する画像は、掲載する枚数が増えるほど容量の圧迫は避けられません。不動産情報は具体的な生活のイメージを持たせるために、外観や内装の写真の掲載が必要です。少しでもたくさんの物件を掲載するために、1件当たりの情報を最低限に留める業者も多くあります。賃貸物件は部屋や共用設備はもちろん、自宅周辺の喧騒やお店の充実度合いなど様々な条件から判断することが基本です。インターネットの賃貸探しでは、自分が求める情報が手に入らないケースも少なくありません。情報量が多過ぎて絞り込むのに時間が掛かりやすいのもネットならではのデメリットの一つです。